読むと行きたくなる。行くと住みたくなる。
たび活×住み活 in宮城
著者: 大沢玲子
“観光以上移住未満”の新しい地方の楽しみ方を提唱する1冊
著者夫婦が今住む東京以外の“第2の居場所”を探し、新たな視点で日本各地を巡るシリーズ本の第9弾。
伊勢神宮など神話レベルの 歴史が根付く一方で世界初の真珠養殖に成功したパイオニアを生み出すなど、“伝統 × 革新”で進化し続ける三重の魅力を歴史オタク な夫、マニアック好きの妻のアラフィフ夫婦が探っていきます。移住先としても人気上昇中の三重の多様な“顔”をお楽しみください!
宮城でやるべきことが詰まっています
- 日本一かっこいい!? 政宗騎馬像の元祖を知る
- 仙台が生んだ冷やし中華とハンバーガーにトライ
- 生産量日本一。ギンザケ養殖の背景を知る
- 野球観戦だけじゃない！ 楽天モバイルパークを楽しむ
- フィギュアスケート発祥！ ゆづファン巡礼の地を訪問
- 漁師が愛する“陸の味”。気仙沼ホルモンにトライ
- 海との共存を選んだ女川モデルを知る
- 町名の読み方が難しい七ケ宿の移住熱を体感
などなど！
登場人物・著者夫婦が独断と偏見で語る「 宮城 、ココがいい！」
妻 レイコ
鹿児島・枕崎市生まれ。好物は国内外を巡り、地元のウマいものを食べ、酒を飲むこと。宮城は、２０１３年に取材で回り、沿岸部の津波の被害に息をのんだ。今回は改めて食材王国っぷりを堪能。マニアなＢ級スポット、移住に熱い村・町などを発掘し、魅力を再発見！
夫 ヒロシ
海なし県の埼玉・幸手市出身。職業・税理士。数字と歴史にうるさく、毒舌が得意。宮城県をくまなく巡る綿密な計画を立案し、ウマいものの発掘にも力を尽くした。特に気に入ったのが塩竈のマグロ。片倉小十郎と真田幸村の関係性、松島の意外な歴史など、歴史の深掘りにも注力！
- レイコ
- 宮城は前に執筆していたご当地本シリーズ『仙台ルール』（KADOKAWA）でもいろんなネタを紹介したけど、17冊出した同シリーズの中でも、すごく記憶に残ってる。
- ヒロシ
- 刊行したのは東日本大震災から2年後の２０１３年だったよね。沿岸部の津浪の被害には言葉が出なかった。今回、改めて県全体を回って思ったのは、“仙台一強！”ということかな。
- レイコ
- 県の人口の約半分が仙台に集中してるってスゴイよね。でも、移住に力を入れて、実際に人口が増えている町・村が結構あるのは意外な発見だった。
- ヒロシ
- 県南の大河原町や柴田町とか、読み方がめちゃくちゃ難しい七ヶ宿町とか。
- レイコ
- お笑いの（狩野）英孝ちゃんの出身地っていうイメージしかなかった栗原市も、毎年発表される「住みたい田舎ベストランキング２０２４年版」で選ばれてたし。
- ヒロシ
- 栗原市では、B級スポット的な「細倉マインパーク」で鉱山の歴史を知ることができたのも良かった。ウマい地元グルメで最大の発見は、塩竈のマグロかな。
- レイコ
- 南三陸町で食べたウニやタコ、お取り寄せで食べた気仙沼のメカ（ジキ）しゃぶも目新しかった。
- ヒロシ
- 以前に来た時は何もない状況だった三陸エリアも復興が進んでたのは、うれしい驚きだったかな。
- レイコ
- もちろん、復興の進め方も違っていて、防潮堤を造らず、町全体をかさ上げしコンパクト化した、人口減少を見据えた女川町のモデルは、2024年1月に起こった能登半島地震でも参考にされているみたい。
- ヒロシ
- 人口減少は日本全国、共通の深刻な問題だな。ともあれ、塩竈のマグロ、絶賛オススメです。
- レイコ
- そこ？ 変わらず夫婦のユルい会話も楽しんでいただければ幸いです。
インスタグラム（@reiko4619）タビスミ in 宮城 をまとめました！
タビスミin宮城 もうすぐ刊行&日本最古のハンバーガー！
本の執筆やらあれこれ仕事に追われ(言い訳…)、ポストを随分サボっておりました。社長(相方)に怒られるー、ガクブル…。
7月8日刊行で、ようやくあと少し。嬉しいことに、自社サイトにも注文が入り出して、ありがとうございます！まだまだ売るほど在庫は「あるよ！」。よろしくお願いいたします🎵
前回、日本初の冷し中華をご紹介しましたが、日本最古といわれるハンバーガー店があるのも仙台！「ほそやのサンド」です。
ややキモカワな人形が目印の同店があるのは、仙台屈指の繁華街。オープンが日本マクドナルドが銀座に誕生する前というから、さすが伊達な先進的な風土も根付くお土地柄。
創業者が山形の米軍キャンプで働いていた歳に作り方を学んだとか。ハンバーガーは流行り系の肉汁やソースがジュワーとかじゃなく、バーグの肉感しっかりで、バンズもふんふわ系ではなく、いい感じのかたさ。シンプルイズベストでウマかったです。
大学の外国人の教授や新聞記者の間で話題になって広がったというのも、牛たん焼きが名物にのしあがったストーリーにも通じる仙台らしいグルメ。
一度はぜひ！
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歴史オタクの夫、酒好きの妻のアラフィフ夫婦が旅を通じて、地方の新たな魅力を深堀りし、応援していくシリーズ本「たび活×住み活」絶賛発売中！
最新の９弾目・宮城編はプロフィールのハイライトを見てね！
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タビスミin宮城 元祖冷し中華、いつもやってます！
夏になると、なんとなーく一度は食っとくか、ってなるのが冷し中華。個人的には、見た目(映える感じ)の割には、まーフツーかなって感じのポジションですが、仙台で「オシャレだし、ウマイじゃん！」な冷し中華に出会いました。
しかも暑い夏に合わせて開発された日本初もの(諸説あり)。中国料理「龍亭」のリャンバンメン、元祖冷し中華です。私たちが行った日は、暑い夏の休日で、着いた時は既に長蛇の列。一巡目に入れず、汗をぬぐいながら、帰りの新幹線の時間を気にしながら、店内を恨めしげにw見ながら待ちます。
ここでは、年中たべられますが、夏に行くときは時間の余裕をもってぜひ。
出てきたのは、具が別皿に入っててオシャレなお姿。当然だけど、さすがプロ。麺シコシコで、醤油だれの酸味がキツすぎずバランスがいい。
ちょっと高級だけど、食べる価値あり！胡麻だれもあります。
で、実は家庭用の冷し中華を開発したのも仙台の企業。だい久製麺なのです。先進的だっちゃ！
宮城出身の武将・伊達政宗は食通で、旬にも気配りをしたと伝えられますが、だからこそ生まれた伊達な一品！なのかもしれません。
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タビスミin宮城 野球観戦だけじゃない！楽天モバイルパークを楽しみ尽くす
タビスミ宮城編の本執筆のほうで、わちゃわちゃしており、ポストが久方ぶりとなりました！
これから校正作業を進め、7月8日発売予定です。どうぞよろしくお願いいたしまっす！
さて、宮城の地元スポーツといえば、まず挙がるのが、東北楽天ゴールデンイーグルス。球団としては新参者ですが、だからこそというのか、新しい取り組みで、野球以外でも楽しませよう！という趣向が満載です。
例えば写真でも、目につくのが大きな観覧車。スマイルグリコパークなるミニ遊園地があり、大人も子供楽しめます。観覧車から野球観戦ってのもオツですね。
グルメのラインナップも豊富で、飲んで食べて遊んでができますが、なんといっても応援が熱い！応援歌も色々あって、聴いて見て楽しめます。
仙台に行ったら野球ファンでなくとも、一度は楽天モバイルパークへ！先駆けてキャッシュレス導入してるのも、楽天ぽい。のです。
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タビスミin宮城 松尾芭蕉の「松島」の句の謎を辿る
宮城の代表的な観光地の１つ、松島。湾内外には260余りの島が点在し、多島美を堪能できる日本三景にも数えられます。
そんなピースフルな場所ながら、ここはかつて全国から僧侶や巡礼者が訪れた修業場であり、死者供養の霊場でもありました。
橋で渡れる数少ない島、雄島には岩窟に石碑や仏像、石塔などが点在し、どこか厳かなオーラというのか、パワーが感じられます。
その雄島に立つのが、松尾芭蕉とその弟子、曽良の句碑です。芭蕉の句は旅の出発前に詠んだもので、いざ松島ではあまりの景色の素晴らしさに句作をあきらめた、と「おくのほそ道」にも文章で綴られているのです、が…。
「松島やああ松島や松島や」。景色の美しさに感嘆するばかりで、芭蕉がそう詠んだという説が言われたりしますが、実は江戸時代に狂言師が詠んだ類似の句がいつしか変化し、世に流布したとか。
では芭蕉は松島の句を詠まなかった理由は何か。本当に言葉が出なかったのか、あるいは伊賀出身の芭蕉には忍者説もあり、仙台藩の財政状況を探るのが目的だったなんて、まことしやかに言われたりもします。
海の向こうに極楽浄土を描き、雄島で祈りをささげた先人たちに思いを馳せつつ、昔のJRのポスターの吉永小百合さんのように、芭蕉の句の謎を辿ってみるのも良きです。
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タビスミin宮城 一粒1000円のブランドいちごも！東北一のいちご産地
一般的に宮城=いちごのイメージは薄いかもしれません。が、実は仙台市の南部沿岸部に位置する山元町、亘理町は東北一のいちごの産地。穏やかな気候を活かし、70年代には「仙台いちご」のブランドを確立します。
しかし、沿岸部ゆえに震災の津波により、壊滅的な被害を受けます。そこであきらめずに立ち上がった生産者や自治体の支援により、今の賑わいがあります。
我々が行ったのは山元町。駅に隣接する直売所「やまもと夢いちごの郷」は、いちごを買い求める人で大混雑！いろんないちごの種類があるんですね。
次にいちご狩りができる観光農園が併設された「山元いちご農園」をウォッチ。いちごを原料とするワイナリーもあり、6次産業に乗り出した先駆者でもあります。ここもいちご狩りのお客さんで行列が！
さらにIT企業を経営していた知見を活かし、IT×職人技で新たなブランドいちご「ミガキイチゴ」を確立したGRAが展開する「ICHGO WORLD」をチェック。オシャレ！農業もどんどん進化していくのですね。食べる宝石と称する一粒1000円のいちごでも話題となりました。
「ミガキイチゴ」をお取り寄せしてみました。まず見た目がキレイ！いちごって見た目で、気分アガリますよね。こちらも一粒500円位。ゼータク！相方の事務所のスタッフさんへのお土産ということで、私、一粒だけ恵んでもらいました。
やっぱり甘味が濃い！…だって500円ですから(シツコイ)！プチぜいたくしたいとき、あるいは贈り物にも。絶対喜ばれます。いちご狩りは5月くらいまで。予約は必須です。
ちなみにいちごは冷やし過ぎず、室温に戻し、ヘタのあるほうから食べ、甘味の強い先端をゆっくり味わうのがおいしい食べ方だそうです。
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